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ポルシェ911 ⁼ 930のクーラーの改良。効果は!?  [ポルシェ]

930のクーラーの改良。

 これまで、僕が選択したメニューのご紹介と、パーツ代、掛かった工賃に
ついてつらつらと話してきましたが、じゃあ、実際のところ50云万円もかけ
て、肝心のクーラーの効きのほうはどうだったの? やった甲斐あったの?
についてお話しさせて頂きます。

結論から言うと、「やった甲斐はあった」と思っています。

先ず効き具合ですが...
①最近は春先でも結構暑くなる日がありますが、そうした春や初夏、夏の後
 半であれば、ちょっと寒く感じるくらい効くようになります。
 近場や中距離程度であればこの時期は、その効き目をある程度維持できま
 す。 但し、長距離を走ってエンジンが熱くなってくると、メインとなる
 リアコンデンサーがエンジンの真上にある関係で効きが悪くなってきます。
 只、それでもまだ何とか凌げるレベルです。

②次に真夏や盛夏、猛暑と言われるよな日は、走り始めは良く効きますが、
 走行距離が長距離になると目立って効きが悪くなります。
 例えて言うと、箱根までは何とかなるけど、伊豆まで行くとダメって言う
 感じです。

③僕は以前、964のスピードスターを所有していたことがあるのですが、同
 じ幌車同士の比較で言うと、幌の耐候性は930カブリオレの方がいいんで
 すが、85年式はダッシュボードとサイドの送風口が小さいので風量で劣る
 のと、エアコンではないので(964はエアコン)温度調整がアナログなの
 と、長距離走った時の効きの劣化が964より早いという感じで、依然964
 の方に軍配が上がる感じです。

次にキットの耐久性
 前述した通り、リアコンデンサーの作りの良さがRetro Air社製キットの最
 大の魅力で、実にしっかりしたもんです。
 取り付け後、夏を5回経過しておりますが、特に問題なく作動してますし、
 効きの劣化もありません。
 よくある純正のクーラースイッチの作動不良(本キットとは関係なし)が
 たまにあるくらいです。

「やった甲斐があった」と思う理由
 50云万円は決して小さなBudgetでは無いので、そんだけかけても長距離は
 効きがもたないんじゃあ意味ないじゃん!と言う評価があっても全然不思
 議ではないと思います。
 寧ろ、そう思う方が普通かな!?と言うのが率直なところです。
 
 そもそもクーラーが効くからと言って、80年代の空冷ポルシェを、現在の
 温暖化進行後、夏は亜熱帯気候へと変貌する日本で酷使するのは考えもの
 と言えば考えものです。 

 但し、何度も繰り返し申し上げてますが、僕はかなり暑がりなんで、この
 改良のお陰で飛躍的にポルシェに乗れる機会が増えたと思っていて、だか
 ら僕的には「やった甲斐があった」なのです。
 幌車であること、重量増を回避していることも加味すると、益々満足して
 いい結果と思えて来ます。

追加メニュー
 使用上の注意としては、長距離での効きの悪化を食い止めるために、クー
 ラーを使う時期には目的地に着くと、出来るだけ地下や日陰の駐車場にと
 めるようにしていました。(まあ普通にクーラーの効く車でもそうします
 よね。)
 僕の911は幌車なので室内が熱くなるのを防ぐのは勿論大事なのですが、
 それ以上に日陰でリアコンデンサーの温度が下がると、再びクーラーの効
 きが復活するからです。
 逆に炎天下に放置してリアコンデンサーが熱々になってしまったら、もう
 アウトです。
 それでも、目的地の近くにいつも都合よく日陰や地下の駐車場があるとは
 限りません。 そうした時への対策として暑がりの僕は2017年に簡単な追
 加メニューを施しました。

次回はそのあたりをお話しさせていただければと思います。

引き続きお付き合いの程を宜しくお願いします。

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