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ポルシェ911 空冷エンジンのライトチューン ⑤ M.D.I. シリコンプラグコード NGKイリジウムMAXプラグ   [ポルシェ]

930の空冷6気筒3.2ℓ エンジンのオーバーホールの費用

 エンジンオーバーホールと同時に実施したオプション=ライトチ ューンの
お話しの最後は...

5.M.D.I. + シリコンプラグコード + NGKイリジウムMAXプラグへ
  の交換です。

 空冷ポルシェのエンジンルームに赤や青のプラグコードが装着されている
のを見たことがある方は少なくないことと思いますが、僕もご多聞に漏れず
以前からこれにあこがれていた一人です。

 先ず、M.D.I.ですが、正式には永井電子機器製のM.D.I.‐ DUAL TECH 1
ポルシェ930専用対応ユニット No.9855 になります。
 点火系を強化するライトチューンの定番で、点火時間が大幅に長くなり、
点火エネルギーを約2倍に増加、低中速での燃焼向上、始動性、低中速トル
クのアップなどのドライバビリティ大幅アップに効果があります。
 僕の場合は、どちらかというとプラグコードの方が先行で、ついでにと言
う感じでこちらも装着しました。
 因みに永井電子さんのホームページの適合表からすれば、僕の85年式911
カブリオレへの適合はちょっと?だったのですが、お世話になっているメカ
ニックのSさんに確認したところ、「問題ない」と明快にお答えいただいた
ので、自信を持って取付けられました。
蛇足ですが、取付自体はSメカニックのアドバイスに従いオーバーホール完
了後に慣らし運転も完了してからにしました。 (オーバーホール後のエン
ジン脱着の際にエンジンルーム内に設置し、慣らし運転完了後に実際に接続
しました。)

MDI.jpg


 次にシリコンプラグコードですが、最初は赤いコードがカッコいいなあと
思っていました。 その理由はと言えば、初回からこのブログを読んで頂い
ている方はご存知の通り、僕の911カブリオレは内装がバーガンディーなん
です。
更には、後に機会があればご紹介したいと思っているのですが、ホイールと
リアのCarreraエンブレムもワインレッドで塗装してたり、同色のサイドデ
カールを貼ったりもしているので、やっぱ赤だよなあ~と思っていたのです
が、永井電子さんのホームページを見ると青い方のブルーポイント パワー
プラグコードが高性能で上等なんで、ここは性能重視で青にしました。

Amazonで見つけたのがこちら ⇓




装着した様子はこちら⇓

s_IMG_0646.JPG


 同時に選択したプラグは、ブルーポイント パワー プラグコードとも相性
の良いNGK イリジウムMAXプラグ BPR6EIX-Pを選択。

Amazonで見つけたのがこちら ⇓




...と言うことで点火系も三点セットでライトチューンを行ったのですが、
僕の感想としては、やはり低速域での燃焼向上の効果が最も体感できるとこ
ろで、判りやすく言うと、僕の911では低速でのエンジンのノッキングが殆
ど全くと言う程ありません。 
              
 次回に、ここまでお話しさせて頂いたエンジンオーバーホールの費用をま
とめておこうと思います。

引続き、どうぞお付き合いください。

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ポルシェ911 空冷エンジンのライトチューン ④ 強化クラッチへの交換 [ポルシェ]

930の空冷6気筒3.2ℓ エンジンのオーバーホールの費用

 続けて、エンジンオーバーホールと同時に実施したオプション=ライトチ
ューンのお話しです。

 前回もお話しした通り、いくつかのメニューが選択肢に挙がった中で、大
きく5種類のライトチューンを施しました。

 四番目にご紹介するのは...

4.強化クラッチへの交換

 これは、正直ここにわざわざ上げるほどのことでも無いのですが、エンジ
ンオーバーホールと同時に交換することで、工賃が0円と言うことだったの
と、折角エンジンオーバーホールしたのに、クラッチが古いまんまなのも何
だか嫌だな... と思ったので、この機に交換することにしました。

...と、ここまでは良いのですが、例によっていろんなサイトでパーツを
探していると、これが結構値段が千差万別。 おまけに結構お安くない。
こんなに高いんだったら「やめようかな~」と思っていた矢先にeBayで見
つけたのがこちら ⇓


s_SACHS Racing power clutch.jpg


SACHS Racing Power Clutch !!!

ちょっと、名前が勇ましすぎますが、まあストリート用の強化クラッチで、
勿論3点セット。

価格の方は、インボイスにも記載の通り ⇓ バカ安ではないでしょうか?
一生懸命探した甲斐がありました^^

①SACHS Racing Power Clutch     US$538.95
②米国からの輸送費用         US$ 77.95
 
  計                US$616.90           

僕はクラッチミートは割に丁寧な方なので、必ずしも「強化」でなくっ
ても良かったのですが、使用感は上々。 ケースがアルミ製なので、ノ
ーマルと比べるとかなりの軽量化にもなりました。
              
次回は、いよいよ最後のオプション、MDI + シリコンプラグコード装着
についてお話しさせていただきます。

引続き、どうぞお付き合いください。

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ポルシェ911 空冷エンジンのライトチューン ③ ヘッドバルブガイドのワンオフ製作  [ポルシェ]

930の空冷6気筒3.2ℓ エンジンのオーバーホールの費用

 続けて、エンジンオーバーホールと同時に実施したオプション=ライトチ
ューンのお話しです。

 前回もお話しした通り、いくつかのメニューが選択肢に挙がった中で、大
きく5種類のライトチューンを施しました。

 三番目にご紹介するのは...

3.ヘッドバルブガイドのワンオフ製作

 正直、オーバーホール初めて、チューニング素人、メカ好きだけど必ずし
も詳しいわけではない僕にとって、Sメカニックから提案があるまで、全く
念頭になかったし、あまり聞いたことも無かったメニューです。

 それにも拘らず、提案頂いたその場で、「判りました、お願いします。」
と即答致しました。
 それはやはり、私がSメカニックのことを大変信頼していたことが背景に
ありますし、オーバーホールを依頼するにあたり、僕自身そういう依頼主で
ありたいと考えていた為でもあります。

 本件に限らず、Sメカニックは常に僕が質問したことには丁寧、且つ的確
にお答えくださるし、リクエストしたことには可能な限り応えようとして下
さいますが、どちらからと言えば、自分からの積極的提案は少ない方です。
 そんなSメカニックが、バルブガイドについては市販品を使うのではなく、
ワンオフで製作(製作自体はSメカニック馴染みの専門業者さんに外注)さ
せてほしいと提案してきたのです。

 では、これまでに私の知人の自動車評論家さんの930を始め、空冷エンジ
ンのオーバーホールを数多く手掛けてきたSメカニックがワンオフ製作に拘
る理由はと言うと、主に以下の三点のようです。

1.市販パーツに比して良い材質、高いパーツ精度が保てること。
2.シリンダーヘッドと現品合わせでのフルオーダーが可能なこと。
3.上記により空冷エンジン本来の性能の回復と、回復した性能の維持を可
  能とすること。
  

...と言うことで、シリンダーヘッドとともに外注から上がってきた様子
がこれ ⇓ 

s_IMG_0575.JPG


一つ取り出して見ると ⇓ こんな感じ^^

s_IMG_0574.JPG


更に拡大してみると ⇓ こんな感じです!!

s_IMG_0573.JPG


因みに、⇑ のやや茶色っぽい色の部品がバルブガイドです。

残念ながら加工前の写真がないので、Before / Afterでお見せ出来ないの
ですが、美しい仕上がりに大満足。 オーバーホールの過程でも特に満足
感の高かった工程の一つとなりました。

因みに、費用(2013年8月実施)の方は以下の通りでした。

①ヘッドバルブガイドワンオフ製作   49,200円
②ヘッドバルブガイド入替工賃     12,000円
③バルブ研磨、バルブ擦り合わせ工賃  16,100円
④バルブシートカット工賃       24,000円 
 
  計                101,300円           
                          

次回は強化クラッチへの交換についてお話しさせていただきます。

引続き、どうぞお付き合いください。

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ポルシェ911 空冷エンジンのライトチューン ② ピストンとピストンリングのWPC加工、DLC加工 [ポルシェ]

930の空冷6気筒3.2? エンジンのライトチューン

 続けて、エンジンオーバーホールと同時に実施したオプション=ライトチ
ューンのお話しです。

 前回もお話しした通り、いくつかのメニューが選択肢に挙がった中で、大
きく5種類のライトチューンを施しました。

二番目にご紹介するのは...

2.ピストンとピストンリングのWPC加工、DLC加工

 WPC加工とDLC加工、よくご存知の方には最早説明の必要もないのでしょ
うが、まあ一般的に知られているのはDLC加工の方なのではないでしょうか?

 僕の場合も御多聞に漏れずで、たまたま週末用に愛用している腕時計が、
このDLC加工が施されたもの [右斜め下] だったので、DLCがDiamond‐Like Carbonの



略称だってことも良く分かってて、時計の質感からも良い印象を持っていま
した。

 加えて、実際に施工された方が身近にいて、「回転がかなりスムーズになっ
たのを体感できる」とか、「スムーズな回転の恩恵で油温が上がらなくなる」
とか聞いてましたので、まあこれは「採用!」だよな... と思っていまし
た。

http://www.fujiwpc.co.jp/motor-service/dlc.html

 もう一方の、WPC処理の方は、チラッ、チラッと耳にはしていたのですが、
あまり詳しくは知らなかったので、例によってちょっとググって見たら、[左斜め下]
のサイトに行きつきました。

http://www.fujiwpc.co.jp/motor-service/wpc.html

どうも、DLC加工と組み合わせての処理が効果的なようで、まあ予算の兼ね
合いもあるので、Sメカニックに相談してみました。

結果、僕の選択は以下の通りです。

1.ピストンWPC処理
  加工費用 50,000円

2.ピストンリングWPC処理 + DLC加工
  加工費用 40,000円


s_IMG_0630.JPG


s_IMG_0629.JPG
  

 で... 効果の程ですが、これはかなり目に見えて効果が出ます。
その程はと言うと前述の通り、僕の場合もフリクションの低減により、油
温の上昇が目に見えて抑えられるほどのものでした。

これ単体だけの効果では無いにせよ、個人的にはお薦めです。

 次回(また、いつになるかは判りませんが...)はヘッドバルブガイ
ドのワンオフ製作についてお話しさせていただきます。

引続き、どうぞお付き合いください。
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ポルシェ911 空冷エンジンのライトチューン ① クランクシャフト [ポルシェ]

930の空冷6気筒3.2? エンジンのライトチューン

 ここからは、エンジンオーバーホールと同時に実施したオプション=ライ
トチューンについてお話ししたいと思います。

 前回もお話しした通り、いくつかのメニューが選択肢に挙がった中で、大
きく5種類のライトチューンを施しました。

先ず、第一号は...

1.クランクシャフトのフルバランス取り

 さて、先ず最初にお話しさせていただくのはクランクシャフトのフルバラ
ンス取りですが、なんでやったのかと言えば。。。

 これはもうなんと言っても、それこそエンジンオーバーホールを行う時で
もないとなかなか取り組めないチューニングであること、そのこと自体が一
番大きな動機で、加えて「オーバーホールと同時にクランクシャフトも一応
フルバラ取ってもらったんだよね~」とか言ったら。。。 やっぱカッコい
いよなぁ~という自己満足が大きかったというのが本音です。

 加えて、ポルシェ911のクランクシャフトって、ほとんどレーシングパー
ツ並みのクオリティー云々と言ったSメカニックの説明を聞きながら、実際
に自分の911から取り外された実物 [右斜め下] を目にしたら。。。


       s_IMG_0576 (1).JPG


「 本当だぁ~ これは凄い!!」となり、瞬時に、「 あっ、フルバラお願
いします。 」と相成っていました。

 工賃は腰下までのオーバーホールと同時に実施した為、純粋にフルバラ
工賃( ⇒ Sメカニックはダイナミックバランスと呼んでおられました。フ
ライホイールも合わせたバランス取りだから、こう呼ぶのでしょうか?!)
のみですので、18,000円ポッキリでした。

 まだ、「オーバーホールと同時にクランクシャフトも一応云々。。。」
を人前で言ったことはありませんが、他のチューンと合わせたチューニン
ングの効果の程には、大いに満足しているところで、フライホイールの軽
さもあって回転の鋭さは抜群になりました。

 次回(また、いつになるかは判りませんが...)もエンジンオーバーホ
ールと同時に実施したオプション=ライトチューンについてお話しさせてい
ただきます。

引続き、どうぞお付き合いください。
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モーターヘッド 語るポルシェ [ポルシェ]

会社の近所の本屋さんは既に売切れ。


ポルシェ911 空冷エンジンのオーバーホール費用 ⑥ オプション篇 [ポルシェ]

930の空冷6気筒3.2ℓ エンジンのオーバーホールの費用

 前回までは空冷エンジンオーバーホールののパーツ代、工賃、トラブル対
応についてお話してきましたが、いよいよオーバーホールの話も最終章。

 今回はオプション=ライトチューンについてお話ししたいと思います。
空冷ポルシェチューニングの世界はそれは広く、深く、それこそ僕など足許
のそのまた足許にも及ばない凄いチューンドが存在しますが、僕が実施した
それは、略ノーマルの範疇に留まる、シンプルにノーマルの気持ちよさを更
に引き出すことを目的としたもので、ある意味多くの方にとってもミヂカな
チューニングと言えると思います。
 只、こうしたシンプルなチューニングを施すのに、エンジンオーバーホー
ルのタイミングは、ある意味滅多にないチャンスですので、ここぞとばかり
に自動車ライターの先達や、オーバーホール経験者の方々、そしてメカニッ
クのSさんのアドバイスを大いに参考にさせていただき、いくつかのメニュ
ーを選択致しました。

そのメニューとは...

s_IMG_0575.JPG


1.クランクシャフトのフルバランス取り

2.ピストンとピストンリングのWPC加工、DLC加工 

3.ヘッドバルブガイドのワンオフ製作

4.強化クラッチへの交換

5.MDI + シリコンプラグコード装着


MDI.jpg

 費用対効果と、エンジンオーバーホールのタイミングを生かせるチューニ
ング、それとなんとなく前からやりたかった等々... いろいろ検討!?
を重ねた上での選択です。

次回は各々チューニングの詳細と、実施後の効果についてお話しします。

引続き、どうぞお付き合いください。
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ポルシェ911 空冷エンジンのオーバーホール費用 ⑤ トラブル対応篇 [ポルシェ]

930の空冷6気筒3.2ℓ エンジンのオーバーホールの費用

 前回までのパーツ代、工賃に次いで、今回はトラブル対応についてお話し
したいと思います。
 これまでに何度かお話しした通り、オーバーホール費用が大きく変動する
要因の多くが、実際にエンジンを開けてみるまでには予見が難しいトラブル
(不測の事態)への対応費用(パーツ代+工賃)にあると思っています。

 ですので、オーバーホール費用について考えるときに、通常のE/Gオーバ
ーホール工賃(含むE/G脱着工賃)と、トラブル(不測の事態)への対応費
用(パーツ代+工賃)はきちんと分けて考えるスタンスが大切なんだと思い
ます。

さて、本題に移ります。
僕が2013年に実施したエンジンオーバーホールの工賃はE/G脱着工賃とオイ
ル代込みで530,300円、パーツ代が個人輸入をフル活用したことで、国内で
調達した追加分をいれても250,000円くらいだったのは、前回までにお伝え
しましたが、お世話になっているメカニックのSさんからは、これ以外にポ
ルシェの空冷6気筒で見られる典型的なトラブルと、トラブル対応が必要に
なった際のおおよその追加費用についてお聞きしていました。

s_IMG_0575.JPG

 結論から言うと、僕の場合このトラブル対応は、そう多くはありません
でしたが、そこはやはりO/H実施時点でも製造から28年を経過したクルマ
だけあって、いくつかのトラブル(不測の事態)はありました。
 
以下が、そのトラブル対応費用(パーツ代+工賃)です。

1.ディストリビューターキャップとローター劣化による交換。
  19,200円(パーツ代のみ)

2.スタッドボルト焼き付きに伴う抜取と取付。
  50,000円(工賃のみ)

3.スピードセンサーとヘッドセンサー劣化による交換。
  36,000円(略パーツ代のみ)

s_IMG_0627.JPG

 2番目のスタッドボルトの焼き付き以外は、まあトラブルと言う程のも
のでもありませんでした。
 もうひとつ、シリンダーの変形が懸念されており、こちらは万一の場
合は結構な費用になるところだったのですが、これは大丈夫でした。
 大事なことは、予め不測の事態に対する対応分をバッファーとして覚
悟しておく必要があるということだと思います。

 次回はオーバーホールの機会に僕が追加(オプション)で実施した整
備やチューニングについてお話しします。

引続き、どうぞお付き合いください。

ポルシェ911 空冷エンジンのオーバーホール費用 ④ 工賃篇 [ポルシェ]

930の空冷6気筒3.2ℓ エンジンのオーバーホールの費用

 前回まではパーツ代のお話をさせていただきましたが、今回は工賃ににつ
いてお話ししたいと思います。

 以前にもお話しした通り、ポルシェのエンジンオーバーホールの工賃につ
いて、ネット上でもいろんなところに書かれてはいますが、実際のところは
どうもはっきりしません。

 予め、凡その見積をお願いしても、はっきりした提示がなかったとか、提
示された金額がかなり幅を持ったものだったとか...
 決して少なくない金額だけにユーザーの立場からすれば、些か困ったとこ
ろとも言えます。 挙句の果てには、当初の見積額とオーバーホール完了後
の請求額に大幅な乖離が発生し、険悪な状態に...と言った話まで出て来
ると、益々不安になるばかりかと思います。

s_IMG_0577.JPG

 さて、前置きが随分長くなりましたが、僕が2013年に行った85年式ポル
シェ930の空冷6気筒3.2ℓエンジンオーバーホールの工賃はシンプルに以下
の通りでした。

1.E/Gオーバーホール工賃  450,000円

2.E/G脱着工賃        55,000円

3.オイル代          25,300円

  計            530,300円

s_IMG_0578.JPG

 以上、これだけです。先にもお話しした通りパーツ代については、可能
な限りコスト削減の努力を致しましたが、工賃に関しては、お世話になっ
ているメカニックのSさんから提示された金額そのまま(謂わば言値)です。

 僕の場合は最初からSさんにお願いすることに決めていたので、他さん
と合見積もりをしたりしていませんので、実際のところは相場とか知らな
いんですが、オーバーホール実施後はこれまで僕の930のエンジンは正に
絶好調で、オーバーホール作業の過程と結果ともにとっても満足しており、
安かったと感じております。

 やはり、大切なことは、信頼できるメカニックの方との出会いと、あと
は信じてお任せするスタンスだと思っています。

s_IMG_0631.JPG

 次回は、ポルシェの空冷エンジンオーバーホールで費用の多寡を大きく
左右する要因の一つともいわれるトラブル対応費用(パーツ代+工賃)に
ついてお話しさせていただきます。

引続き、どうぞ宜しくお付き合いのほどを...
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ポルシェ911 空冷エンジンのオーバーホール費用 ③ パーツ篇 [ポルシェ]

930の空冷6気筒3.2ℓ エンジンのオーバーホールのパーツ代明細

 前回お約束の通り、今回は米国のサイトを通じて調達したオーバーホール
のパーツ明細についてお話ししたいと思います。

 先ず大前提として、これら必要パーツを自分で調達し、オーバーホールで
使用するにあたってはオーバーホールを行っていただくショップさんやファ
クトリー、あるいはメカニックの方のご理解があることが必須です。
 また、パーツの選定についてもいろいろ相談しながら決めていくことにな
ります。
 僕の場合は幸いにもお世話になっているメカニックのSさんがパーツの海
外からの調達にご理解があり、3.2カレラをメインに空冷ポルシェのエンジン
オーバーホールで大変豊富な経験があることから的確なアドバイスをいただ
くことが出来ました。
 例えばピストンリングはOEMの安価なものを選択していますが、これで充
分...とお墨付きをいただいた上での決断でした。

 前にもお話ししましたが、良いメカニックの方との出会いが何よりも大切
だということが、こんなところにも表れます。

では、本題に行きます。

先ずは、お馴染みの Pelican Parts ( ペリカンパーツ )
http://www.pelicanparts.com/

1.Cylinder Head Nut(シリンダーヘッドナット)
  US$ 4.50 × 24   US$ 108.0
2.Cykinder Head Washer(シリンダーヘッドワッシャー)
  US$ 3.25 × 24   US$ 78.0
3.JE OEM Style Ring Set (6個セット 95㎜‐1.5 × 1.75 × 3.5㎜)
           US$ 202.75                         

s_Pelicanparts.jpg

次に、僕は結構使わせていただいているVertexauto ( ベルテックスオート )
(今回はこっちが多いです。) http://www.vertexauto.com/

1.Porsche Rod Bearing Set‐Standard(ロッドベアリングセット)
  US$ 119.0

2.Porsche Main Bearing Set‐Standard(メインベアリングセット)
  US$ 184.0

3.Glyco Intermediate Shaft Bearing
 (インターミディエイトシャフトベアリング)
  US$ 7.25 × 2   US$ 14.5

4.Glyco Intermediate Shaft Bearing Shell‐S
 (インターミディエイトシャフトベアリングシェルS)
  US$ 7.99 × 2   US$ 15.98

5.Porsche Cam Oil Line Left Camshaft
  (カムオイルライン 左 カムシャフト)
  US$ 27.0

6.Porsche Cam Oil Right Left Camshaft
  (カムオイルライン 右 カムシャフト)
  US$ 26.0

7.Porsche Dilavar Head Stud Genuine 99
  (ディラバーヘッドスタッド 99)
  US$ 48.0 × 24  US$ 1,152.0

8.Porsche Case Gasket Set Block 911
  (ケースガスケット)
  US$ 52.0

9.Porsche Head Gasket 911 Carrera
  (ヘッドガスケット) 
  US$ 198.0

s_Vertexauto.jpg
    
 以上に加えてShipping Feeが両方でUS$205.25かかったのと、これ以外に
通常オーバーホール時には交換することが多いエンジンマウントはAmazon
https://www.amazon.co.jp/ で3千円×4個で調達していますし、プラグ
も価格は忘れてしまいましたが同様に調達しています。

 それと、これとは別にバルブガイドも必要なんですが、僕の場合はメカニ
ックのSさんのお勧めに従ってワンオフで作っていますので、他のチューニ
ングと合わせて後程オプションとして纏めてお話ししたいと思います。

 パーツのお話は今回はひとまずここまで、次回はE/Gオーバーホール工賃
(含むE/G脱着工賃)についてお話ししたいと思います。
引続き、どうぞお付き合いください。
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